超発掘本
ないもの、あります
クラフト・エヴィング商會(著)
ちくま文庫
【推薦者】安田美重/三省堂書店東京ソラマチ店(東京)
●推薦コメント
タイトルだけで優勝です。指摘するまでもなく、矛盾しています。
これは、ないものをあるといって紹介している商品カタログのようなものです。商品名だけみると、国語辞典かことわざ辞典のようでもあります。どんな商品かはイラストでも確認できます。
あったらいいなと思う商品なのに、やっぱりいいやという気持ちになったりします。売りたいのか売りたくないのか。矛盾することで成り立っているなんてすごすぎる。
「心を揺さぶられるよりもくすぐられたい」と思っている方はいらっしゃいませんか。迷わずこの本をお薦めします。
「発掘部門」、ジャンルを問わず、2023年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表しました。