『ほな西へいこか本大賞(イコカ本大賞)』のノミネート作品決定

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2024年本屋大賞結果発表

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2024年本屋大賞」の発表会を、4月10日(水)明治記念館にて行いました。

一次投票には全国の530書店より書店員736人、二次投票では342書店、書店員443人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。

その結果、2024年本屋大賞に『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈(新潮社)が決まりました。

大賞

525.5点

成瀬は天下を取りにいく

宮島未奈(著)

新潮社

成瀬は天下を取りにいく

  • 2位

    411点

    水車小屋のネネ

    津村記久子(著)

    毎日新聞出版

    水車小屋のネネ

  • 3位

    403点

    存在のすべてを

    塩田武士(著)

    朝日新聞出版

    存在のすべてを

  • 4位

    340点

    スピノザの診察室

    夏川草介(著)

    水鈴社

    スピノザの診察室

  • 5位

    263点

    レーエンデ国物語

    多崎礼(著)

    講談社

    レーエンデ国物語

  • 6位

    258.5点

    黄色い家

    川上未映子(著)

    中央公論新社

    黄色い家

  • 7位

    227点

    リカバリー・カバヒコ

    青山美智子(著)

    光文社

    リカバリー・カバヒコ

  • 8位

    172点

    星を編む

    凪良ゆう(著)

    講談社

    星を編む

  • 9位

    148点

    放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

    知念実希人(著)

    ライツ社

    放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

  • 10位

    131.5点

    君が手にするはずだった黄金について

    小川哲(著)

    新潮社

    君が手にするはずだった黄金について

翻訳小説部門

「翻訳小説部門」、今年1年に日本で翻訳された小説(新訳も含む)の中から「これぞ!」という本を選び投票したもの。第1位には、『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』ファン・ボルム(著)、牧野 美加(訳)、集英社が選ばれました。

1位

ようこそ、ヒュナム洞書店へ

ファン・ボルム(著)

牧野美加(訳)

集英社

ようこそ、ヒュナム洞書店へ

  • 2位

    卒業生には向かない真実

    ホリー・ジャクソン(著)

    服部京子(訳)

    東京創元社

    卒業生には向かない真実

  • 3位

    不便なコンビニ

    キム・ホヨン(著)

    米津篤八(訳)

    小学館

    不便なコンビニ

発掘部門

「発掘部門」、ジャンルを問わず、2022年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表しました。

超発掘本

プラスティック

井上夢人(著)

講談社文庫

【推薦者】尼子慎太/ページ薬局 (大阪)

●推薦コメント
意味深なタイトルに魅入られて、手に取った作品。
もう30年前の作品で、フロッピーディスクやワープロなど、令和の時代ではピンとこない人達もいるであろう単語が並ぶ作品ですが、主婦である向井洵子が遭遇する奇妙な出来事から、謎が謎を呼ぶその展開は、今読んでもガツンと脳みそに突き刺さる衝撃がありました。

小説だからこそ味わえる衝撃は、時代に関係なく共有できるはず。そのパワーを確信できる驚きがこの作品にはあります。

僕が味わったこの衝撃を、令和の時代でも共有出来るのか、本作品を通じてチャレンジしてみたいです。

プラスティック

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