「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2025年本屋大賞」の発表会を、4月9日(水)明治記念館にて行いました。
一次投票には全国の488書店より書店員652人、二次投票では336書店、書店員441人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2025年本屋大賞に『カフネ』阿部 暁子(著)講談社が決まりました。
2024年12月~2025年4月実施
「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2025年本屋大賞」の発表会を、4月9日(水)明治記念館にて行いました。
一次投票には全国の488書店より書店員652人、二次投票では336書店、書店員441人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2025年本屋大賞に『カフネ』阿部 暁子(著)講談社が決まりました。
大賞
581.5点
カフネ
阿部暁子(著)
講談社
2位
353点
アルプス席の母
早見和真(著)
小学館
3位
345点
小説
野崎まど(著)
講談社
4位
323点
禁忌の子
山口未桜(著)
東京創元社
5位
234.5点
人魚が逃げた
青山美智子(著)
PHP研究所
6位
228点
spring
恩田陸(著)
筑摩書房
7位
223点
恋とか愛とかやさしさなら
一穂ミチ(著)
小学館
8位
219点
生殖記
朝井リョウ(著)
小学館
9位
196.5点
死んだ山田と教室
金子玲介(著)
講談社
10位
163点
成瀬は信じた道をいく
宮島未奈(著)
新潮社
フォ-ス・ウィング―第四騎竜団の戦姫―
レベッカ・ヤロス(著)
原島文世(訳)
早川書房
2位
白薔薇殺人事件
クリスティン・ペリン(著)
上條ひろみ(訳)
東京創元社
2位
別れを告げない
ハン・ガン(著)
斎藤真理子(訳)
白水社
「発掘部門」、ジャンルを問わず、2023年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表しました。
ないもの、あります
クラフト・エヴィング商會(著)
ちくま文庫
【推薦者】安田美重/三省堂書店東京ソラマチ店(東京)
●推薦コメント
タイトルだけで優勝です。指摘するまでもなく、矛盾しています。
これは、ないものをあるといって紹介している商品カタログのようなものです。商品名だけみると、国語辞典かことわざ辞典のようでもあります。どんな商品かはイラストでも確認できます。
あったらいいなと思う商品なのに、やっぱりいいやという気持ちになったりします。売りたいのか売りたくないのか。矛盾することで成り立っているなんてすごすぎる。
「心を揺さぶられるよりもくすぐられたい」と思っている方はいらっしゃいませんか。迷わずこの本をお薦めします。
本の雑誌増刊 『本屋大賞2025』
編者 ●本の雑誌編集部
刊行 ●2025年4月9日
定価 ●880円(税込み)
第22回を迎える2025年本屋大賞の発表号。
一次投票、二次投票、翻訳部門、発掘本とすべてを網羅。
書店員によるブックガイド。
■A5判並製 ■160ページ
ISBN 978-4860116026
各書店さんで行われている「本屋大賞フェア」の様子を写真でご紹介します。
随時、フェア開催の模様をご紹介します。お店の写真をNPO本屋大賞までお送り下さい。
丸善津田沼店
千葉県習志野市谷津7丁目7−1 Loharu津田沼 B棟 2F・3F
「翻訳小説部門」、今年1年に日本で翻訳された小説(新訳も含む)の中から「これぞ!」という本を選び投票したもの。第1位には、『フォ-ス・ウィング―第四騎竜団の戦姫―』レベッカ・ヤロス(著)、原島文世(訳)、早川書房が選ばれました。
第2位は同着で2作品入りました。