第9回目となる2012年本屋大賞は2011年11月から一次投票を開始。一次投票には全国431書店より560人、二次投票には302書店より371人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2012年本屋大賞に『舟を編む』三浦しをん(光文社)が決まりました。
~実施
第9回目となる2012年本屋大賞は2011年11月から一次投票を開始。一次投票には全国431書店より560人、二次投票には302書店より371人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2012年本屋大賞に『舟を編む』三浦しをん(光文社)が決まりました。
大賞
510.0点
舟を編む
三浦しをん(著)
光文社
2位
355.5点
ジェノサイド
高野和明(著)
角川書店
3位
324.0点
ピエタ
大島真寿美(著)
ポプラ社
4位
265.0点
くちびるに歌を
中田永一(著)
小学館
5位
213.0点
人質の朗読会
小川洋子(著)
中央公論新社
6位
208.0点
ユリゴコロ
沼田まほかる(著)
双葉社
7位
173.5点
誰かが足りない
宮下奈都(著)
双葉社
8位
153.0点
ビブリア古書堂の事件手帖 ―栞子さんと奇妙な客人たち
三上延(著)
アスキー・メディアワークス
9位
137.5点
偉大なる、しゅららぼん
万城目学(著)
集英社
10位
72.0点
プリズム
百田尚樹(著)
幻冬舎
犯罪
フェルディナント・フォン・シ-ラッハ(著)
酒寄 進一(訳)
東京創元社
2位
紙の民
サルバド-ル・プラセンシア(著)
藤井 光(訳)
白水社
3位
メモリーウォール
アンソニー・ドーア(著)
岩本 正恵(訳)
新潮社
3位
忘れられた花園
ケイト・モートン(著)
青木 純子(訳)
東京創元社
洋の東西、ジャンル、さらに刊行の新旧を問わず、書店員が「売りたい」と思った本、常日頃から思っている本を推薦。バラエティ豊かな本が集まりました。
【発掘部門とは】
ジャンルを問わず、2010年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。
本の雑誌増刊 『本屋大賞2012』
編者 ●本の雑誌編集部
刊行 ●2012年4月11日
定価 ●580円(税込み)
「2012年本屋大賞」のすべてを収録。ノミネート作品に対する書店員の熱きコメントはもちろん、1次投票結果そして本屋大賞と同時に募集した発掘本投票結果、さらに特別企画投票「翻訳小説部門」の投票結果も一挙公開。
今年の特別企画投票「翻訳小説部門」。2010年12月1日から2011年11月30日までに発行された新訳を含む翻訳小説の中から「これぞ!」という本を選び投票したもの。
第1位には、フェルディナント・フォン・シ-ラッハさん著、酒寄進一さん訳の『犯罪』(東京創元社)が選ばれました。
第3位には同着で2作品入りました。