第7回目となる2010年本屋大賞は2009年11月から一次投票を開始。今回は1157人もの書店員がエントリーし、一次投票には全国323書店より385人、二次投票には304書店より350人もの投票がありました。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票しました。
その結果、2010年本屋大賞に、『天地明察』冲方丁著(角川書店)が決まりました。
2010年本屋大賞結果発表
大賞
384.5点
天地明察
冲方丁(著)
角川書店
-
2位
294点
神様のカルテ
夏川草介(著)
小学館
-
3位
270点
横道世之介
吉田修一(著)
毎日新聞社
-
4位
256点
神去なあなあ日常
三浦しをん(著)
徳間書店
-
5位
237点
猫を抱いて象と泳ぐ
小川洋子(著)
文藝春秋
-
6位
220点
ヘヴン
川上未映子(著)
講談社
-
7位
209点
船に乗れ!
藤谷治(著)
ジャイブ
-
8位
182.5点
植物図鑑
有川浩(著)
角川書店
-
9位
130.5点
新参者
東野圭吾(著)
講談社
-
10位
91.5点
1Q84
村上春樹(著)
新潮社
発掘部門
本の雑誌増刊 『本屋大賞2010』
編者 ●本の雑誌編集部
刊行 ●2010年4月22日
定価 ●580円(税込み)
「2010年本屋大賞」のすべてを収録。ノミネート作品に対する書店員の熱きコメントはもちろん、1次投票結果そして本屋大賞と同時に募集した発掘本投票結果、さらに第2回「この文庫を復刊せよ!」の投票結果も一挙公開。
洋の東西、ジャンル、さらに刊行の新旧を問わず、書店員が「売りたい」と思った本、常日頃から思っている本を推薦。バラエティ豊かな本が集まりました。
【発掘部門とは】
ジャンルを問わず、2009年12月1日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。